| | 何よりも大切に考えていること、それは 「 日本の伝統、本物の藁 」 であること。 真菰(まこも)、麻(あさ)など 古くよりしめなわの材料は多々ありますが その中でも最も日本文化に重要、一番親しまれている藁に限定し、 且つ、稲穂が出る前の青藁のみを原料とすることにしています。 青藁は 厳選した米どころの 品質管理に厳しい農家で 契約栽培しています。 | 5月の初めから 田植えをはじめます。 地域によってはもっと早い時期の 田植えもあります。
稲穂がつく前の 一番綺麗な青さの時にあわせて 稲刈りの準備をはじめます。 株の近くまで青々とした しめなわ用としては 最上品質のわらです。
普通のコンバインでは せっかくの藁を傷めてしまうので どれだけ時間がかかっても 一条刈の小さい機械を使います。 朝靄の中、早朝5時から稲刈り。 契約栽培している農地では お日様が昇りきるまでは 朝靄がかかっていることが多いのです 何台もの機械をたんぼに 入れれるように 朝一番に全ての稲を 刈ってしまいます。 | | | | | 山盛り積みます。 当社の夏の一大イベント 社員やアルバイトも含めて 10代から60代まで全員出動!! 一台でだいたい500kgぐらいの量 。 両手で持てる束の数はしれたもの 藁から機械、機械から藁へと 何度も往復。 機械に載らない分はトラックにおろします。 稲の育ち具合 乾燥の仕上がり具合で その日の刈り取り量は変わります。 この機械で約100台分稲刈りします。 持ち帰った青藁はすぐに乾燥機へ。 積み重ねた青藁はそのままだと すぐに変色してしまいます。 青藁を作る上で一番気を使うところです。 乾燥機、約半反分乾燥できます。 乾燥機の設置してあるスペースは 持ち帰った青藁をすぐに搬入できるように トラックを横付けできる広さがあります。 | 綺麗に仕上げるために立てて詰めます。 青藁が曲がったり折れたりしないよう 綺麗な状態で乾燥させるため、 手作業で乾燥機に納めていきます。
乾燥機内の温度は最高80度。 80度の乾燥機で 約12時間乾燥させた青藁は とても香ばしく昔懐かしい 香がします。 完成した青藁 十分に乾燥させた青藁は しめなわとして編まれるまで 直射日光と湿度を避けるため すぐに倉庫に納められます。 | | | | | 数週間乾燥させた藁を注連縄に編みやすいように長さ太さなどを手作業で選別していきます。また、注連縄の大きさに合わせて、同じ太さになるように一束ごとに縛っていきます。← | 束ねた藁のままではまだ硬くまだ編むことができません。 そこで、機械でたたきながら藁をつぶさぬよう丹念に藁をほぐしていきます。 | | | | | いよいよ大詰め。しっかり固定した藁をひとつひとつ手で締めながら寄っていきます。 簡単そうに見える作業ですが、機械ではなく手で均等に締め上げることは熟練の職人だからこそできる技術です。 ここまで、青藁づくりから始まり、幾度も肯定を重ねてできあがった「注連縄」には、単に「飾り」以上の想いが込められています。 |
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